R2 ファーム ㊷ 今までにない悲惨な里芋
7月は雨ばかりで茎葉がグングン伸びたのに 8月になると土を湿らす雨が一度も降らず 広がった
葉の色が変わり しんなりとなっていき 何とか 2~3日に一度の灯油ポリにて水遣りをしていたので
枯れずに済んだが まさかこんなひどい状況になるとは思いもしなかった

10月22日 週末に贈答品として持って行くため 出勤前に里芋を掘ろうと早めに畑へ行った
最初に あれ (・・? っと感じたのは茎周りにスコップを入れ株を持ち上げた時でした
この茎の太さなら盛り上がる土は この位という感覚が幾度も収穫していると分かるのだが
今回 それが一周り以上小さい
付いている里芋の量が少なく小さいのは土が付いている状態でも直ぐに分かった
例年 3株程で十分足りるのだが これではと 6株掘って持ち帰った
雨が降らなかったから育ちが悪かったんだなぁ と この時はそれだけの事と思っていた

夕方 土が乾き掃いながら選別し始めたら 悲惨な状況に唖然とする
全体的に小さい中でも贈答用に恥ずかしくないサイズの殆どが ひび割れしていたのだ
いい塊の株だと思ったが 孫芋がピンポン玉サイズ以下で びっしり付いているだけで 少し涙目になった
何とか形にせねばと翌日追加で 2株を掘って やっと下画像の量 更に追加で 1株掘ったのが
そこそこのが多く付いていて 80サイズ一箱分を確保した
サイズが小さいのと ひび割れなどで贈答に向かないのは この三倍の量になった
その三分の二近くが廃棄となる 収穫の時に悲しくなるなんて・・・ (/_;)

ピンポン玉サイズが多くあったので これからまだ育つか分からないが 11月末まで掘らずにいた
11月22日と 29日に二回分けて掘り起こし

現状は変わらないが ピンポン玉サイズより少し大きいのが そこそこ採れたのは良かった
期待していた新潟の品種の 帛乙女 も土の表面に近い程酷い 真ん丸の形のはずなんだが くびれが
あるという事は途中で生育が止まったのだろう (下画像)
来年に向けて いい種芋を確保しなければならない 子芋だけでは足りないので親芋も選別して
また大半が廃棄 来年の堀り起こしの時は食用は殆どなく種芋 来春まで悲しみを引っ張られるなぁ

食べられる芋がないのだからと籾殻を入れなくても思ったが例年通りしないせいで種芋まで
腐らしては踏んだり蹴ったりだ 思い止まり例年通りの埋め方をしました

この現状 農家の方はどうなのだろうと聞いてみた
8月の酷暑で茎が黄色く枯れた感じになっていたので既に諦めていたようだ 僅かばかりの子芋を
収穫するのみ 水捌けの悪い所に作付けしたのは そこそこ収穫できたとの事
地産地消で販売しているスーパーで里芋を見たが 販売数が少なくサイズは私の所と変わらない
少し大きめの孫芋を袋越しによく見ると少しひびが入っていましたね

農家さんが言うには 2~3日に一度の水遣りは ザっと雨が降るまでの待機策でしかない
トラックにタンクを積んで撒いているが 朝晩毎日やっても全ての畑を潤すには厳しい夏だったね
家庭菜園レベルなら 毎日土がぐちゃぐちゃになる位の水を撒けば悔しい思いをせずに済むよ と
一ヶ月雨が降らないとは思ってもみなかったとはいえ これはちょっとマズいかもと意識はあった
でも 葉の状態を見て こんなひび割れ状態になるとは思ってもいなかった事もあるが
まぁ大丈夫だろうという甘さがあった事は確かだ 少なからず毎日水遣りすべきであった
馬糞のウッドチップベースの堆肥で ふっくらした土づくりをして水捌けがいい畑にしたので
大雨には強いだけに反面は気を付けなければならなかったなぁ
三重の友人には事情を説明して送るのをやめた 楽しみにしていたろうに申し訳ない
この悔しさ 悲しさ 後悔は今後生かさねばならない

少しひび割れた程度なら レンジで蒸して皮を剥く時にその部分を取り除けば食べても違和感なし
例年よりかなり手間だが収穫時恒例の芋煮 ちょっとせつない味がしました

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コメント
No title
軽トラックにタンクを乗せて、水をやってるのを見ますが、こうなるんですね。
出来てなくても掘るのには手がかかりますからね。心中お察し申し上げます。
2020-12-09 04:45 ホゴ丸 URL 編集
ホゴ丸さん
水捌けが悪いじゃなく 水分保持が出来る土壌が里芋作りに適しているのだろうけど
色々作る家庭菜園では難しいですね 農家さんが言う通り 頑張って毎日水遣りするのが
家庭菜園レベルならではでしょう いい教訓になりました^^
2020-12-09 15:11 マリン・ブルー URL 編集